アンプ

友人に話したいことを話し欲していた同情を得た。「え!私ほんとに同情されたくて、まさにその言葉、その同情が欲しかったの!ありがとう!」これ最大級の賛辞のつもりだったけど、文字にすると欲望がむきだしすぎてちょっとグロい。感情をむさぼり食うモンスターみたい。話を聞きながら、相手の恋人のことをめちゃくちゃ言ってしまったので謝ると、「いいんだよあなたが話したことは私が言語化したかったことで、つまりあなたの言葉は私の言葉でもあって、アンプみたいなものだから。あなたは解釈をしているだけ」と言われ納得する。会話の種類にもよるが、話しているとき、できる限り音質のいいアンプになりたいと思っている節がある。

カラオケ行って(結局行った)、すべての買い物を済ませ家のすべてを片づけ、寝不足のまま四肢がもげるんかというほど泳いで、友人と会話して完全回復できた。このタフさは落ちこみに対する過剰な危機感から発揮されている。落ちこみを自覚した瞬間から回復しなければ即死レベルの緊迫感が生じ、俊敏に動き出す。自覚できないストレスには弱いし自覚するのも苦手だけど、自覚さえできれば勝ちなんだな。