特に好きな作家は、現世の意味を徹底排除するがゆえの平等さを以て、モチーフを扱う。だからそういう作品からある場面を切り取って残酷、と片づけてしまうのは違う。例えば何かを無意識に捨てるとき、その対象がタバコの吸殻だろうが死んだ虫だろうが生きた…
他者の作品、自然や光、整えられた空間、動きのある瞬間、飛躍した言葉によって、イメージの世界に新しい何かが現れるとき、そしてそれを現実世界に具現化する術を思い描けたときの、あの高揚感と全能感のためだけに生きている。手を動かして何かを作るのも…
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