2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

くらげ

暑い暑い暑い! ガラス教室の振替消化のため今日は6時間ぶっ続けで吹いていた。気温は40℃を超えていて本当につらかった。でも楽しかった。 くらげのお猪口を作ります、と自分なりに考えた方法を伝えると、それは無理だと思うよまあやるだけやってみたら、と…

架空の計画

友人宅へパズルをしに行く。今回はMoMAの1000pcs地球パズル。難しすぎて半分しか終わらなかったので、来月に持ち越すことにした。 また陶芸を始めるかもしれないと言うので、ガラスと陶器で一緒に何か作ろうよと提案した。瀬戸黒と銀箔入のガラス継いでイヤ…

夢現逆転現象

いやに現実的な夢を見る。現実より現実的で苦しいので、起きている方がよっぽど空想めいている。昨日今日で見たのは、 ・友達と旅行して、あまりの私のポンコツぶりにキレられ置いていかれる ・仕事でミスしすぎて、社内メールの枕詞に「大変お疲れのように…

『fishy』

人間の嫌な部分を煮詰めて煮詰めて鍋にこびりついたギトギトをこそげ取ったような小説だ。読む毒物だ。流産した人にざまあみろって言うな。しかし最悪な気分になるのにするする読める。ページを繰ってしまうのは、脳の騒音であるナンセンス思考がおそろしい…

水を飲むこと

午後休とってガラス教室へ行った。粘土こねたり石膏溶いたりしてるだけなのに、なんでこんなに疲れるんだろう。ふっと息を吐いたら1時間経つように時間が飛び去って、終わった瞬間どっと身体が重くなる。でも内側は内臓ぜんぶ置いてきちゃったみたいに軽くて…

ない島

一日に七色の光が巡る原始的な島があるとして、ありとあらゆる存在がその光に応じた名前を持ち、そのすべてが別個のものと見なされていたらどうなるだろう。 ここでの別個のものというのは亜種ではなく、全く別のもののことを指す。例えば私達は赤いりんごと…

脳内ゾンビ

耳より先に目が起きることがある。例えば20:30にアラームをかけて起きるとき、ピピピピ、という音に起こされていることは確実だが、それは知覚されていない。「20:30」と表示されている画面だけを見るので、寝ぼけた頭で、うわ起きようと思ってた時間に自力…

昼寝の功罪

寝れない。午後本を読んでいる間、二度も昼寝したせいに違いない。 小説は一定時間読んでいると眠くなる。それは退屈だからじゃなくて、脳が限界を迎えるからだ。ある瞬間を境に文字がシャットアウトされ、何も理解できなくなり、眠たみの暴力に屈服する。読…

炎天下の水たまり

久々に泳いだ。泳ぎ始めは引くほど体なまってて秒で帰りたくなったけど、しばらく泳いでたら感覚が戻ってきて気持ちよかった。体が少しずつのびて拡張していく感じ。吸水性ポリマーって水に戻されるときこんな感覚だと思う。水に戻された感じがするときは他…

リサイクル

今日明日で窯焚く気満々だったのに、焼く前の工程を一つとばしていることに気づき諦める。また来週。もてあましたエネルギーで石膏型の最終調整して次に作るやつのデザイン決めて借りた本読んで下書きしてる物語を書き足して別の物語の設定を組み直した。も…

知らない思考

錯文が読みたいし書きたい......と思いながら、無自覚な思考の流れをとらえて言語化することの不可能さについて考えていた。思考には自覚的に進めるものと無自覚に流れるものと二つある。後者は自覚した瞬間に流れがとまり、映像も音声も直前の記憶も消える…

丸い休日

友人宅に五泊もしている。お泊り会と居候のグラデーション上で色が混ざりはじめている。しかし気の置けない友人の家で過ごせるのは精神的にありがたい。太平洋の心。考えてみれば、一人家で過ごす休日は情緒が電球のスイッチみたいになってて、つまり世界を…

『堅固な対象』(『青と緑』より)

「ガラスは請求書と手紙の束の上に鎮座し、素晴らしいペーパーウェイトになっただけでなく、書物のページからふと目が離れた折など、視線の止まり木として絶好のものになった。考えごとの途中で何度も何度も視線の対象になったものというのはそれが何であれ…

OJT

早く家帰って寝たかったけど可愛くて優しくて大好きな先輩から飲み行こってチャット来てイェーーーイ!!!と門前仲町へ向かう。どれくらい好きかというと、一年目の最終日に便箋3枚に渡って感謝の想いを綴った手紙を渡したくらい。重い。 4人で4時間くらい…

思考と思っているものの殆どは連想

風呂に入る、入るぞ! 服を脱いでシャワーを浴びたらいい、そしたら後戻りできないから云々と入浴ごときに飛び降り自殺するみたいに腹を決めて気づいたらパジャマに包まれ髪が乾かされベッドに転がされブログを書いている。プールへ行くにも今引き返そうか今…

魔法瓶

エアコン切って電気炉焚いて無心でガラスを砕きつづけた。暑いし手が痛いし粉塵吸って咳は出るし朦朧としながらなんでこんなことしてるんだろうって意味わからんくなってくる。でもガラス粉をふるい分けるのは神聖な気持ちになるので好き。言うなれば泥だん…

『感情の物性』

韓国SF。タイトル見て「うわーっ」と声が出た。感情の物性。昔考えてた、というか今も考えてる概念。ありがとう... 〈シアワセ体〉〈ゾウオ体〉など、感情が小石のような形で発売されて、それが社会現象になる物語。結局その正体は麻薬だったんだけど、人々…

記憶万華鏡

暗い場所の記憶は鮮やかだ。例えば夜の街、しっとりしたカフェやバー、明かりを消した部屋で見る映画、キャンプの焚き火、日没後のバーベキュー、前夜祭。でも、肝試しとか修学旅行の消灯後とかプラネタリウムとか、暗すぎるところは何も見えないからあんま…

『卒業の終わり』

『無垢なる花たちのためのユートピア』より。表題作がすでに最高だったのに、6篇目の話があまりによくて胸が痛くて苦しくて足先まで痺れてしばらく動けなくなっていた。百合ではない女学園ものの繊細な関係性が好きで、自分の中では空木春宵『徒花物語』がグ…

誰?

いつからか、疲れて作業に集中できないでいるとき、頭の中で知らない幼女の声がするようになった。幼女というにはしっかりしすぎかも、声変わり前の小学生くらい。姿はなく、内容も聞きとれない。思考の声ほど抽象的ではなく、現実の声ほど感覚的でもない。…

互換性

風がびゅんびゅん吹いていてうれしい。気圧変化への根深い恨み(あらゆる不調を気圧変化のせいにしているため)はあるが、それはそれとして強風が好き。今の家はあまり風が吹きこまないけど、前の家や実家にいた頃は台風が来るたびベランダへ出て、風に殴ら…

『無垢なる花たちのためのユートピア』

木夜から金土日と飲みつづけた。飲酒合宿を経て、飲酒許容量が増えたように感じる。精神も筋肉も肝臓も、破壊と再生を繰り返すことで強くなるんだなあ。鋼のように。鋼の精神ほしいな。あやっぱいらない。鋼の精神は夢を見なさそうだから。 読んでいる小説が…

ごきげん記録

昨日の飲酒がめちゃくちゃ気持ちよかった。飲み始めてすぐ気持ちよくなり、それが気持ち悪くなるぎりぎりまで持続するのが私の美点だ。頭の先からつま先までじわ〜っとさざなみがたつみたいに痺れて、しゅわしゅわの液体が後頭部あたりにこんこんと湧いて、…