思考と思っているものの殆どは連想

風呂に入る、入るぞ! 服を脱いでシャワーを浴びたらいい、そしたら後戻りできないから云々と入浴ごときに飛び降り自殺するみたいに腹を決めて気づいたらパジャマに包まれ髪が乾かされベッドに転がされブログを書いている。プールへ行くにも今引き返そうか今引き返そうかと足を引きずりながら歩いているし、洗いものをするにも洗いものをするシミュレーションを頭の中で死ぬほど繰り返して腹ごしらえをして大音量で音楽をかけてようやく手につけられるかどうかだし、なんか書いたり作ったりするにもそれをし始めてうまくいかなくて苦しくなって飽きて自己嫌悪に陥るところまで想像して毛布にくるまっている。腰が重すぎる。腰が重い? 身体中の液体と内臓と骨とを皮膚に閉じ込めたままミキサーにかけて両手と両足の二点を吊るしてくの字にして数日放置したら底にいろいろ沈殿して腰が重い人ができるんじゃなかろうか、ビニール袋みたいに。ところでビニール袋と表面がカサカサのダウンを着た幼児って似てる、絶対そんなことしないけど蹴り上げたらばすっ と音がして宙に浮かんでふわふわと着地しそうな感じが。しかし上げた靴の先にビニール袋がまとわりつくように幼児がぐんにゃりと薄く伸ばされてしまう、と大変気分が悪くなるのでこの想像はいつも強制的に中断される。実家のやわらかすぎる猫も袋(ビニールでなく布)に似ていて本当に中身が入っているのか疑わしいので揉んで絞って確かめたくなる。絶対そんなことしないけど。