くらげ

暑い暑い暑い! ガラス教室の振替消化のため今日は6時間ぶっ続けで吹いていた。気温は40℃を超えていて本当につらかった。でも楽しかった。

くらげのお猪口を作ります、と自分なりに考えた方法を伝えると、それは無理だと思うよまあやるだけやってみたら、と言われた。やってみると案の定だめで。難しいでしょ?くらげなら他にもこういう方法があるよ、と提案されたけど悔しいから自分のやり方を貫いて、試行錯誤して理想に近いものができた。嬉しい。ガラスという素材の自由さが好きだ。

くらげのお猪口はとんでもなく飲みにくい仕上がりになっている。私は何かを作るときいつも、実際に使うことを想定していない。そんなことよりファンタジーをそのまま具現化して生活に色をつけたい。日本酒を飲ませてくれるくらげが存在する(した)ことで満足するので、使う想像ができさえすればいい。しかし陶芸部の友人は、作品は使いやすくなければ意味がないと言い、実際に使いやすい自作の陶器でいろいろと振る舞ってくれる。凹凸のないなめらかな金継ぎが施されたスープ皿が彼女を象徴しているようで、その生活への姿勢が眩しかった。