京都

東京駅で友人と落ち合って、新幹線で京都へ向かった。正倉院展と宿の予約以外ノープランだったので、移動中にざっくり予定を立てる。友人に天ぷらブームが来ていたので昼は天ぷらを食べて、私に源氏物語ブームが来ているので源氏物語ミュージアムへ行くことにした。源氏物語、全体の内容をよく知らなかったんだけど、源氏の死後を描いた3部目の人間関係が信じられないくらいドロドロしていて、何回説明を読んでも理解できなかった。それから「垣間見よう」という体験コーナーがあった。光の加減で、垣間見る側はがっつり見えるのに見られる側からはほぼ見えない、マジックミラーのような作りになっていて引いた。垣間見って、女側は見られてるの気付きつつも気付いてない体を取るって文化なんだと思ってた......。ガチで覗かれてるだけじゃん。いつ覗かれているかわからないということは、24時間覗かれているのと一緒だ。もちろん、当時の見え方が実際どうだったのかはわからないけど。

源氏物語の人々ってめっちゃカジュアルに歌詠むよね私達も詠むかという話になり、その後の旅中ずっと歌を詠んではLINEに送りあっていた。それから上の句と下の句をしりとりみたいにして詠む(私A575・友B77→私C575・B77→C575・友D77...というように、相手の上/下の句に合わせた句をつけて続けていく。相手の句は、掛詞を作る目的に限り漢字→ひらがな改変可)遊びをした。二人とも歌を作っていたせいで会話ができなくなったり道を間違えたり転びそうになったりバス酔いしたりしていた。

ミュージアム閉館後は、宇治茶を飲んで茶団子を食べて奈良へ移動して、大和牛御膳を食べて八つ橋を食べて温泉に入って寝た。