腐らない生もの

バス乗るのに財布忘れたので会社まで走った。そんな距離ないから間に合ったけど、ついた瞬間にぶわっっっ!!!と汗が噴き出して、凍らせて解凍してびしょびしょになったキュウリを連想し、自分の身体が生ものであることを実感し、それはつまりいつかは腐敗するということで、ウ、うええ......。

普段自分の肉体に対する意識が薄く、精神だけ浮いているような感覚で生きているので(というか肉体を健やかに保つための活動はいちいちめんどすぎなのでそうであってほしいんだけど)、一旦肉体を意識するとシンプルに何この面妖な物体、と思う。離人感と似ているが、それ以前の問題として、「肉体が、ある!」と思う。朝起きて、寝ぼけながら目の前のテレビに映った自分を見て、えなんか部屋に若い女いるんだけど...とびびることもある。お前だよ。

話は戻るが、なんで私は生ものなのに生きている間腐らないんだろう? 調べたところ、免疫系が雑菌の繁殖を防ぎ、また細胞が酸化され壊され続けているところを新陳代謝で抗っているから、目に見える形では腐らないとのこと。言われてみれば、そうか。それと関連して壊死性感染症の症例画像を見てしまった。うう......肉じゃがでも食べるか。