毒展、国宝展

午前中はガラス教室行って、昼から科博の毒展行って、夕方から友人と落ち合って東博の国宝展へ行った。毒展を見終えた時点で疲労困憊していて、なんで私はこう、理論上可能みたいな感覚で予定立てちゃうんだろうと思う。毒展は面白いか面白くないかでいえば面白かったけど、とにかく人が多くて満員電車状態だった。科博の特別展って、毎度絶対に入場制限人数を間違えている。理論上可能みたいな感覚で人を入れるな。

国宝展では刀剣にめちゃくちゃ詳しい友人にいろいろ解説してもらった。というかキャプションを読んでも用語が難しくて何もわからないので、ずっと質問攻めにしていた。刀剣好きな人って一体どこを鑑賞しているんだろうと思っていたけど、見方を教えてもらうと確かに、刀ごとに違う表情があって面白い。でもやっぱり刀身より、鞘や鍔の細工を見ている方が好きだな。蒔絵とか螺鈿とか透かし彫りとか。刀剣以外だと、総刺繍の、パッチワークみたいに柄が切り替えてある着物が良かった。手の込んだ着物を見ていると、それを仕立ててもらった人の大切にされている感じが想像されて愛しい気持ちになる。あとは地獄草紙がグロかった。展示されていた4枚はすべて酒にまつわる罪を犯した者が堕ちる地獄が描かれていたんだけど、例えば「人に酒を勧めて戒律を破らせた」者は鳥に脳を啜られ犬に足を食われ、「水で薄めた酒を売った」者は身体中に湧いた蛆に食い尽くされる。そこまでせんでも。

しかし本当に疲れた。ちゃんとお風呂浸かって、嫌になるまで寝よう......。