眠り②

夕方2〜4時間寝て起きて朝方から数時間寝る、みたいな身体に悪そうな生活で、日中はずっと眠くて部屋は荒れ帰宅と同時に「ああ〜〜〜暑い!もう何!?何だっていうの!?暑いんだけど!?死ね!」と叫びながら服を脱ぎエアコンをつけリモコンを叩きつける極限状態になっていた。こんなのが隣人だったら嫌だなあ。さすがにどうにかしなくちゃ、と昨日は夕寝せず健康的な時間に寝て、10時間後くらいに起きた。すっきり! 部屋も掃除した。すっきり!!!

変な寝方を続けていると、眠りの意味が解体されるというか、生物が眠るという事実がものすごく不思議に感じられ始める。自分が眠ることも他人が眠ることも不思議だ。そうすることが当然のようにベッドに入りながら何かに支配されているような気分になり、この奇行は一体...? と困惑してしまうし、職場で先輩と話していても、(でもこの人、昨日も一昨日もその前も定期的に意識を失っているんだよな...)とパジャマ姿で横たわっている様子を想像してしまう。ところで眠りと死について、ずっと書きたいと思っている話がある。その話だけは放置していても腐る気配を見せず、静かに発光しつづけているので、いつでも安心して考えることができる。